他人との比較で生きてた人間がPMやったら他人と比べなくなった話

これはなにか

また物書き習慣に入ろうと思うので、リハビリとして軽いものを書いてみる。ただのポエムです。

一年前の時点では、いまいち馴染めなかったnoteへの再挑戦でもある。
※注) 本ポストはnoteの記事を移植しました

他人と比べない

どれくらい前からなのか記憶に薄いが、不思議と他人と比べることがぐっと少なくなった。

ちょうど他人と比較することについて考える機会があって、どうやら世には他人と自分を比較する人が思ったより多そうで、それはきっとマジョリティであり、私のスタンスはマイノリティなのではないかと思うに至った。

思えば自分も中学受験、受験競争、偏差値至上主義の価値観で、四谷大塚やらサピックスやら河合塾やら駿台やらの敷いた、偏差値という、世界を無理くり画一化した謎の等直線上での、他者との強烈な比較に晒されて生きてきた過去があるので、長らく他人との比較軸に頼った生きかただったはずである。

相対的に数値で単純化された世界で、他者と比べて自分はどれほど優劣しているか、という視点でしか物事を見れていなかったはずなのである。

そんな私がなぜ他人と比べなくなったのか内省してみたら、これが原因では?という仮説が生まれたのでポエムを書いてみてる。

誰と何と比べるのか

他人と比べないという話はもうわかった。

では誰と何と比べるのかというと、よくある月並みな話で、昨日の自分や、自分の掲げた目標に対しての比較で、進歩を感じたり、取り組みの良し悪しを判断したりしている。

なぜ他人と比べないのか

結論から言うと、これはおそらく職業・職種が結構関係してるんじゃないかと思っている。

「他人と比べないことが崇高、他者と比べるのは下劣」みたいな発想でマッチョに思想改革したというよりは、職種からの影響が大きいのかなあとぼんやり考えている。

ちなみに、私は社会に出てからずっと、今風に言うとプロダクトマネージャーという職種で働いている。時代の流行りに合わせて呼び名は変われど、要はインターネットサービスの企画屋。

PMという職種の特徴とその影響

インターネットサービスの企画開発、改善、運営を通じて、お客様に訪問回数や決済回数などを増やしてもらえるようにして、利用率や利用の深さの指標を伸ばしていく、と言うのが超絶ざっくりとした職種の説明になる。

この使命を背負って働くのだけど、競合の正確な数値が明確に世に出回るわけもなく、最終的にはお客様に向き合うことになる(インターネット専業の場合、各社のKPIは財務三表にこそ載らないが、同じくらい大切な経営指標と言っても過言ではない)

そこで、昨日より今日数字が伸びたか伸ばせたか、自分で立てた目標にどこまで迫れたか、という発想になる。他社との比較優位でどうこうという発想が弱くなる。

このあたりが私のスタンス形成に大きく影響してそうよなあ、というのが今のところの結論。

当然、他社はベンチマークするし、各社の各種指標はできるかぎり把握するし、なんならマーケティングの要素こそプロダクトマネージャーの最重要項目だよねという話は理解した上での、態度・スタンスの話である。

無理にまとめる

他社を向いて仕事しても、結局つぎはぎだらけのよくわからんものが出来上がるだけなので、自社にお金も時間もアテンションも割いてくれない(当然だ)競合他社に向き合うより、お客様に向き合う方が遥かに実りある時間になる。

そしてこのスタンスになると、「ひとはひと、自分は自分のコトに向かおう」となるので、自分も擦りへらないし、かなり生きやすかったりするのである。

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