ドクターズプライムってどんな印象がありますか?を聞いてみた

タイトルの通り、ドクターズプライムが外からどういう風に見られているかを知ろうということで、先日Twitterにてアンケートを実施しました。

「50件以上の回答が集まったら結果を公開します」という形にしていたので、結果を公開するとともに、このアクションに至った背景などを書きたいと思います。

今回も副音声としてPodcastを収録しているので、読む時間ないという方はPodcastで聞いていただければと思います!

「ドクターズプライムってどんな印象がありますか?」の背景

なんでステルスでやってるんですか?

最近はプロダクト部門の担当役員に加えて、コーポレート部門の担当役員も兼務するようになりました。コーポレート組織において事業を前に進めていく上でのセンターピンってどこかなと思うとやはり「採用活動」だなとなったのですが、投資家の方にナチュラルに「社会的な意義も高い事業なのに何故ステルスでやられてるんですか?」と言われてしまうくらい、まずそもそも知られていない、認知が低い。

いや、ちょっと待って、ステルスじゃない。むしろもっと知ってほしい。ナチュラルボーン・ロー認知。

とある連続起業家の方にも「いや御社、広報しやすい題材そろってるし、そこレバレッジ効くんで経営陣のお二人が注力するとこっすよw(意訳)」と言われ「で、ですよね…わかっちゃいるつもりなんですが、やれてないです(苦笑)」というしどろもどろな言い訳をする始末。

広報のはじめの一歩

ということで、やってみよう!と思い立ち、PR・広報といえば!ということで、メルカリの元同僚、現10Xりっちゃに以前教えてもらったPR本をざーっと読み、りっちゃに相談した結果、広報というのはつまるところ「ターゲットの『認知変容』『態度変容』を促す活動ある」という天啓を得ました。

となると、明確にすべきなのはシンプルで

  • ターゲット(who)
  • 認知・態度の現状把握(as is)
  • 理想状態の定義(to be)

まずはこの3つを。

次に

  • ターゲットが居る場所・メディアはどこか(where)
  • 現状の認知・態度を理想状態に変えるための打ち出し方(how)

あたりを考えていくというのがまずはじめの一歩だな、という理解になりました。

りっちゃの手ほどきを受けながら、ここまで整理が出来てきたところで、自社の状況に当てはめると、「ドクターズプライムにおける広報は採用広報が主になるので、採用候補者の方のドクターズプライムの現状認識をしっかり把握しよう」という発想になり、冒頭のアンケートを実施する運びになりました。

結果発表!

結果はこのスライドに全部まとめました!!

回答データはこちら
※個人情報につながる情報はマスク済み

結構おもしろく、社内公開したときも、内側にいる自分たちから見えている世界と、外から見えている見え方の違いに驚く声があがったり、あらためて見つめ直すいい機会になりました。

過去の打ち出しの方針から想定していたもの

これまでTwitterやこのブログ、過去のインタビュー記事などを中心に打ち出していた内容を振り返ると、こんな打ち出しが多かったように思います。

  • リーンなプロダクト開発
  • 週末起業状態からの仮説検証
  • エンジニアゼロ、資金調達ゼロ
  • ARR1億突破、創業以来3期ずっと黒字
  • 組織課題の開示

そこから事前に下記のような良い印象、悪い印象がありそうだなと想定していました。

  • 良い印象
    • リーンなプロダクト開発がうまそう
    • 仮説検証が得意そう
    • まだ人が少なそう
  • 悪い印象
    • お金なさそう
    • 技術負債が多そう
    • 組織課題が多そう

これらの事前想定をもとに、どんなアンケート設計にしようかなと試行錯誤しながらアンケートを作りました。

設問を分けすぎても面倒になって回答して貰えないしかと言って選択肢が多いと迷ってそれはそれで回答がダルいので、最終的に良い印象と悪い印象をそれぞれ10個くらいの選択肢から複数選択可で選んでもらうスタイルに着地しました。

意外だった印象

事前想定した上でアンケートを組んでいるという恣意性が存在してしまうこともあり、概ね想定していたイメージと大きく差はなかったですが、意外とこういった印象があるんだなという新しい学びがありました。

意外と伝わっていた良い印象

例えば、良い印象だと下記のようなものが意外でした。

  • 若手が活躍してそう(32.2%)
  • 情報の透明性が高そう(32.2%)
  • 組織に力を入れていそう(33.9%)
  • プロフェッショナル感がありそう(32.2%)

実際どれも間違ってはいないどころかそのとおりなのですが、打ち出しとしてそんなに強く押し出していなかったので、こういった認識を持ってもらえていることが意外でした。

情報の透明度やプロフェッショナル感のところは、普通だと内部限になっているような社内の情報を積極的に外に公開していることや、まとめてドキュメントに起こすみたいな発信のスタイルが関係しているんだろうなと思ったりしています。

意外とこう思われていたんだという悪い印象

逆に悪い印象では下記のようなものが意外でした。

  • 事業難易度が高そう(33.9%)
  • マーケットが小さそう(25.4%)

たしかに、医療ドメインは一般に参入障壁が高そうな印象あるし、ざっくり医療xITというくくりで言うと、天下のエムスリーさんも君臨されているわけで、外から見るとなるほど難易度が高そうに見えるのか、と納得しました。

どういう勝ち筋を描いていて、どこでどう差別化がなされているかといった、戦略レイヤーの話はたしかに外に向けて発信していないし、外側だけを見ると難易度高そうに見えるというのはなるほどでした。

※[PR]候補者の方にはお話してますので、是非おはなししましょう!

マーケットが小さそうということに関しても、短絡的な抽象化で人材紹介事業・企業をComps対象に取るとそれは小さく見えるし、たしかにその先の話って社外どこにも出してないなーというもの改めて気づいた点でした。

※[再度PR]候補者の方にはお話してますので、是非おはなししましょう!

まとめ

こうやって自社を内側からの目線だけではなく、外からの目線で見てどう認識されているかを把握した上で、会社内外の情報の気圧差をなくしていく活動というのは、採用においてもそうだし、社内にとっても引いた視点・観点の提供の良い機会になるので、これからも続けていけたらと思っています。

最後に、アドバイスをくれたりっちゃ、回答にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!

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株式会社ドクターズプライム

「救急車のたらい回しをゼロにする」というビジョンの実現に向けて、病院向けのSaaSプロダクトおよび、医師/病院間の最適なマッチングを提供するマッチングプラットフォームを展開する会社を経営しており、創業期のメンバーを募集しています。採用情報はこちらから。興味を持っていただけた方はフォームからでもTwitterからでもお気軽にご連絡ください!