これはなにか
また物書き習慣に入ろうと思うので、リハビリとして軽いものを書いてみる。ただのポエムです。
一年前の時点では、いまいち馴染めなかったnoteへの再挑戦でもある。
※注) 本ポストはnoteの記事を移植しました
他人と比べない
どれくらい前からなのか記憶に薄いが、不思議と他人と比べることがぐっと少なくなった。
ちょうど他人と比較することについて考える機会があって、どうやら世には他人と自分を比較する人が思ったより多そうで、それはきっとマジョリティであり、私のスタンスはマイノリティなのではないかと思うに至った。
思えば自分も中学受験、受験競争、偏差値至上主義の価値観で、四谷大塚やらサピックスやら河合塾やら駿台やらの敷いた、偏差値という、世界を無理くり画一化した謎の等直線上での、他者との強烈な比較に晒されて生きてきた過去があるので、長らく他人との比較軸に頼った生きかただったはずである。
相対的に数値で単純化された世界で、他者と比べて自分はどれほど優劣しているか、という視点でしか物事を見れていなかったはずなのである。
そんな私がなぜ他人と比べなくなったのか内省してみたら、これが原因では?という仮説が生まれたのでポエムを書いてみてる。
誰と何と比べるのか
他人と比べないという話はもうわかった。
では誰と何と比べるのかというと、よくある月並みな話で、昨日の自分や、自分の掲げた目標に対しての比較で、進歩を感じたり、取り組みの良し悪しを判断したりしている。
他人と比べることがほとんどない。昨日の自分に対して、自分の目標に対してどれだけ進歩したか、だけで考える。なんでこんなスタンスになるのかと考えたら、ひとつのそれっぽい解にたどり着いた … つづきは #fanc で。 https://t.co/KDYS49OKi5
— きょすーけ | Dr.’s Prime (@kyosu_ke) September 3, 2019
なぜ他人と比べないのか
結論から言うと、これはおそらく職業・職種が結構関係してるんじゃないかと思っている。
「他人と比べないことが崇高、他者と比べるのは下劣」みたいな発想でマッチョに思想改革したというよりは、職種からの影響が大きいのかなあとぼんやり考えている。
ちなみに、私は社会に出てからずっと、今風に言うとプロダクトマネージャーという職種で働いている。時代の流行りに合わせて呼び名は変われど、要はインターネットサービスの企画屋。
PMという職種の特徴とその影響
インターネットサービスの企画開発、改善、運営を通じて、お客様に訪問回数や決済回数などを増やしてもらえるようにして、利用率や利用の深さの指標を伸ばしていく、と言うのが超絶ざっくりとした職種の説明になる。
この使命を背負って働くのだけど、競合の正確な数値が明確に世に出回るわけもなく、最終的にはお客様に向き合うことになる(インターネット専業の場合、各社のKPIは財務三表にこそ載らないが、同じくらい大切な経営指標と言っても過言ではない)
そこで、昨日より今日数字が伸びたか伸ばせたか、自分で立てた目標にどこまで迫れたか、という発想になる。他社との比較優位でどうこうという発想が弱くなる。
このあたりが私のスタンス形成に大きく影響してそうよなあ、というのが今のところの結論。
当然、他社はベンチマークするし、各社の各種指標はできるかぎり把握するし、なんならマーケティングの要素こそプロダクトマネージャーの最重要項目だよねという話は理解した上での、態度・スタンスの話である。
無理にまとめる
他社を向いて仕事しても、結局つぎはぎだらけのよくわからんものが出来上がるだけなので、自社にお金も時間もアテンションも割いてくれない(当然だ)競合他社に向き合うより、お客様に向き合う方が遥かに実りある時間になる。
そしてこのスタンスになると、「ひとはひと、自分は自分のコトに向かおう」となるので、自分も擦りへらないし、かなり生きやすかったりするのである。
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