これはなにか
SlackのGroup Product ManagerであるFareed Mosavatがポストしていた、PMのポジションに応募する際のTipsを、本人の許可を得て翻訳したものである。
Once again, I'm in the midst of reading dozens of resumes for a new PM role we just opened. Some advice if you want to try and get a job through the front door without a referral:
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
オープンになったばかりのPMポジションへのレジュメの山を読んでいる最中なのだが、もしあなたが、紹介なしに正面玄関からポジションを得ようと思うならいくつかのアドバイスがある。
わかりやすさを優先して一部、語順を変えたり意訳をしたりしているので、正しく理解したい方はぜひ原文を読んでみてほしい。
PMポジションに応募するときの8つのTIips
- 職務内容を理解していることを伝える
- 過去の経験とPM職の関連性を語る
- バズワードや頭字語を使わない
- 過去に「どの指標を何%上げたか」を書く
- 無駄な文を削って簡潔に書く
- 誤字脱字は厳禁
- 奇妙なレイアウトにしない
- キャリアと担当したプロダクトについて語る
以下、原文を引用して紹介する。
1. 職務内容を理解していることを伝える
1) Write a cover letter. A brief introduction that shows you read the job description and specifically applied for this role goes a long way and can be the difference that gets you to the first step.
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
1) カバーレターを書こう。あなたが職務内容を読んだうえで、この仕事に応募しているということを、簡潔な導入文で伝えよう。そのポジションへの第一歩をもたらす差別化ポイントになるはずだ。
2. 過去の経験とPM職の関連性を語る
2) If you are making a career change or are just out of school, use to cover letter to bridge between the experience you have and the job you are trying to get.
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
2) あなたが新卒か、もしくはキャリアを変えようと思っているのであれば、カバーレターを使って、得ようとしている仕事と自分の過去の経験を結びつけよう。
3. バズワードや頭字語を使わない
3) Unless you are applying for a role in the same industry, don't use buzzwords or unexplained acronyms anywhere in the resume. I have no idea what you are talking about.
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
3) あなたが同じ業界のポジションに応募するのではないなら、レジュメの中でバズワードや、説明のない頭字語を使うのをやめよう。何を意味してるのか読み手に伝わらないので。
4. 過去に「どの指標を何%上げたか」を書く
4) IMPACT. Always show impact in each role, ideally in the form “moved metric X by Y%”. Try to use industry standard metrics and definitions whenever possible (revenue, users, retention, activation, etc).
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
4) インパクト。常にそれぞれのポジションでの成果の大きさを示そう。理想としては「Xという指標をY%伸ばした」といったフォーマットで書くと良い。その際、必ず業界の標準的な指標と定義を使うように。
5. 無駄な文を削って簡潔に書く
5) One of the core requirements for a product manager is clear, concise communication. Have someone review your resume and cover letter. Every sentence should be there for a reason.
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
5) プロダクトマネージャーに必要なコア要件のひとつに明確で簡潔なコミュニケーション能力がある。他者にあなたのレジュメとカバーレターを見てもらおう。意味のない文章や無駄な一文があってはいけない。
6. 誤字脱字は厳禁
6) Related to #5, basic spelling and grammatical errors are unacceptable and show a lack of attention to detail. This isn't 2018年7月20日
6) 5番に関連して、基本的な誤字脱字や文法のミスはいただけない。細部への注意力がないことの証明になってしまう。なによりレジュメはツイッターじゃないからね!
7. 奇妙なレイアウトにしない
7) Don't use weird layouts unless you are really good at graphic design. The typical hiring manager is going through dozens at a time, don't make it hard for me to read!
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
7) 奇妙なレイアウトを使うのはやめよう。グラフィックデザインがとても得意なら話は別だが。一般的な採用マネージャーは同時に大量のレジュメを見る。奇妙なレイアウトで、読みにくくしないでほしい。
8. キャリアと担当したプロダクトについて語る
8) Ask yourself if your resume tells the story of your career and the products you've been responsible for.
— Fareed Mosavat (@far33d) 2018年7月20日
8) あなたのレジュメが自分のキャリアと担当してきたプロダクトについて、きちんと説明できているかを自問自答しよう。
まとめ
過去の経験を具体的な数値で、伝わりやすいフォーマットにて簡潔に述べる。
基本的なことではあるけれど、すべての条件をきちんと満たしているレジュメに出会うことは稀である。
また、7番で述べられているように、採用マネージャーは一度に大量のレジュメを見るため、そのなかから自分のレジュメに目をとめてもらわねばならない。
よって、情報の受け手となる採用マネージャーの視点に立ち、読みやすい表現、目にとまりやすい内容で、簡潔に伝えていく工夫が肝要である。